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ムファット♪パルティータ
ムファット
Siegbert Rampe, harpsichord&clavichord

秋を感じさせる今聞くと、心が洗われる曲です。
朝聞くと、爽やかな気分になれる曲です。
水辺を散歩しながら聞くと、すがすがしい気持ちになれる曲です。
緑の中を歩きながら聞くと、心が安らぐ曲です。
ティータイムに紅茶を飲みながら聞くと、気持ちが落ち着く曲です。

スコットランド系のゲオルク・ムファット(1653〜1704)はフランスでリュリに学び、イタリアでコレルリに学んだにも係わらず、自らをドイツ人と意識していたようです。
同い年のパッヘルベルを気にしていたのでしょうか。
「カノン」のように、ムッファトに一曲でも有名な曲があれば良かったのですが。

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ミエルク♪交響曲
ミエルク
Sakari Oramo, conductor
Finnish Radio Symphony Orchestra

21歳の若さで亡くなったエルンスト・ミエルク(1877〜1899)には、交響曲はこの1曲しかありません。
しかし二十歳で書いたこの作品が、フィンランド初の交響曲の栄光に輝きました。
長生きしていれば、シベリウスに並ぶシンフォニストが誕生していたかも知れません。

第1楽章はティンパニのほとんど聞き取れないほど小さな音のトレモロで序奏が始まり、決然とした第1主題と抒情的な第2主題がロマンチックに織り成します。
落ち着いた中にも沸々と湧き上がるような力を感じさせる第2楽章のスケルツォ。
牧歌的な第3楽章に続き、勇壮でカッコイイ第4楽章。

夭折の作曲家であるカリンニコフやロットの交響曲がコンサートで取り上げられ、数種類のCDが発売されるなど近年脚光を浴びていますが、ミエルクの交響曲にも光が射すのでしょうか?

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マサイアス♪ハープ協奏曲
マサイアス
Osian Ellis, harp
David Atherton, conductor
London Symphony Orchestra

ハープ伴奏のフルート・ソナタのような始まりです。
管弦楽が登場してもフルート協奏曲のようで、ハープはオケの中でも目立つ楽器のまま第1楽章が終わってしまいます。
ティンパニで始まる第2楽章は恐怖に満ち、ハープが不安げな心を現すかのように不協和音を奏でます。
さらに響板を叩く音が不安を煽り、恐怖は最高潮に達し解消されぬまま第3楽章へ。
最後にようやくハープ協奏曲らしくなり、明るくリズミカルな舞曲風の曲で締めくくります。

ウィリアム・マサイアス(1934〜1992)はウェールズ人であることを意識し、ウェールズの伝統を音楽で表現することに努めたようですが、第3楽章が強くそれを感じさせます。

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ボルコヴェツ♪ピアノ協奏曲第2番
ボルコヴェッツ
Antonin Jemelik, piano
Karel Ancerl, conductor
Chech Philharmonic

「BORKOVEC」の読み方が分かりません。
日本でも人名や地名の読み方は難しいですが、海外になるとなおさらです。

調べてみると、ボルコヴィツ、ボルコヴェク、ボルコヴェツ、ボルジコヴェツといった読み方がありましたが、どれが正しいのかしら?
Czechがチェコですから、チェコ語ではCはTに近い発音なのかも知れませんね。
ただ一つ、「ペトル・エベンはパヴェル・ボルコヴェツ(1894〜1972)から作曲を学んだ。」との一文に出会いましたので、とりあえずはボルコヴェツということに。

このピアノ協奏曲、全楽章にわたって激しく強烈です。
不安を呼び起こすように始まる第1楽章は、やがてピアノが激しいタッチで登場するとティンパニーと競争するかのようにピアノも打楽器と化します。そしてピアノはそのまま走り続けます。
第2楽章はエキゾチックな緩徐楽章ですが、それも最初のうちだけ。中間部は速いテンポで激しく繰り広げられます。
第3楽章は激しいリズムで始まり、ときおり優しい表情をみせながらも勢いは衰えることなく、力強く曲を終えます。

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ペトロフ♪バレエ組曲「天地創造」
ペトロフ
Yuri Temirkanov, conductor
The Academic Symphony Orchestra of The leningrad State Philharmonic
The Boys choir of Choral school named after M.Glinka

ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シと始まるのは、物事の始まりと言う意味かしら?
それとも調和の取れた完成と言う意味でしょうか?

アンドレイ・パヴロヴィッチ・ペトロフ(1930〜2006)には、「ソビエトの音楽は分かりやすい。なぜなら、田舎の労働者上がりの共産党政治局員が理解できない作品を作ると批判されるからだ。」との話があります。
その言葉通り、この組曲も単純明快で非常にわかり易い4曲からなっています。

第1曲は「アダムの創造」ー「となりのトトロ」を思わせるような曲です。
第2曲は「悪魔と悪魔のような女」ージャズっぽく、「ウエストサイド・ストーリー」を思い出しました。
第3曲は「結婚チェイス」ーカバレフスキーの「道化師」のギャロップのようで、まさにチェイスですね。そのうち運動会に登場するかも?
第4曲は「アヴェ・イヴ」ーイヴと結ばれたのでしょうね。調和と統一が図られたイメージです。

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フランク♪交響曲
フランク
Hans Peter Frank, conductor
Rundfunk Sinfonieorchester Saarbruken

ニ短調ではありません。変ロ長調です。
フランスではありません。ドイツです。
セザールではありません。エドゥアルト・フランク(1817〜1893)です。

セザールより5歳年上です。セザールの3年後に亡くなりました。
セザールは数多く録音されています。エドゥアルトはほとんど録音されていません。

第2楽章は緩徐楽章ではありません。プレストです
第3楽章はスケルツォではありません。アダージョです

シューマンではありません。エドゥアルト・フランクです
ブラームスでもありません。エドゥアルト・フランクです
でも、ドイツ・ロマン派です

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ヒース♪ヴァイオリン協奏曲「ケルト風」
ヒース
Clio Gould, violin
The BT Scottish Ensemble

はじめは中国風の曲かとおもいましたが、よく聞くとケルトです。
でもこの曲を聞く限り似ています。
スコットランド民謡と日本民謡に多くの共通点があるるように、ケルトと中国の音楽も似ているのかしら?
お互い海を挟んでお隣同士でもありますし。

第1楽章はアイリッシュ舞曲風。
第2楽章はヒースの茂る荒地を風が吹き抜ける侘しい風景を思わせます。(決して作曲者名の影響ではありません。)
第3楽章は心地よくリズミカルに刻む弦の音にのり、ヴァイオリンがうたいます。

デイブ・ヒース(1956〜)についてはよく分からないのですがフルート出身なのでしょうか、このCDに収められたフルート協奏曲では作曲者自身がソリストを務めています。

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ハーシェル♪交響曲第13番
ハーシェル
マティアス・バーメルト指揮
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ

「新発見のモーツァルトの交響曲です」と言われて、違うと言える人がどのくらいいるのでしょう?
時代や様式が醸し出す響きや雰囲気もあるでしょうが、それでも作曲家の個性はありますよね。
それにしても、似すぎです
それもこの1曲だけでなく、このCDに収められている交響曲すべてが。

フレデリック・ウィリアム・ハーシェル(1738〜1822)の24曲の交響曲は22歳から26歳の5年間に描かれており、そのため際立った個性が掴みがたいのでしょうか?
後半生を天文学者として送ることなく作曲を続けていれば、モーツァルトとは違った個性が現れたのでしょうか?

ハーシェルは天文学者として有名で、天王星の発見者として知られているそうです。

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ノヴァーク♪バレエ・パントマイム「ニコティナ」
ノヴァーク
Frantisek Jilek, conductor
Brno State Philharmonic Orchestra
Brno Madorigal Singers (cond. Josef Pancik)

ヴィーチェスラフ・ノヴァーク (1870〜1949)は、ヤナーチェク、スーク、マルティヌーなどの陰に隠れてしまって、あまり目立ちませんね。
むしろブルックナー研究家のノヴァークの方がよく知られている気もします。
この二人に血縁関係はあるのでしょうか?

作曲家だけでなく、この「ニコティナ」も目立たないですね。
この曲、全体には楽しげなのですが、ストーリーがさっぱり分かりません。
途中アルベニスのタンゴが登場するなど、色んな曲をパロっているように聞こえます。
ストーリーも何かをパロディー化したものなのでしょうか?

調べても分からないので、マスターに聞いてみましたがご存知ありませんでした。
YAHOO知恵袋でも質問したのですが、回答はありませんでした。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

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ネルーダ♪チェロ協奏曲第2番
ネルーダ
Morten Zeuthen, cello
Douglas Bostock, conductor
The Bohemian Chamber Philharmonic

また二通りの日本語表記がある作曲家、フランツ・クサヴァー・ネルーダ(1843〜1915)です。
音をのばさないネルダという表記もあるだけでなく、ヨハン・バプティスト・ゲオルク・ネルーダ(1707〜1780)って作曲家もいて、この人も両方の表記があるのでややこしいです。

さてこの曲、単一楽章ですが甘く切ない主題が素敵です。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲のようで、どこかに紛れ込ませても違和感を感じないのではと思います。
チェコの出身なので似ているのでしょうね。
ロマン派として扱われているようですが、民族色も強くでています。

コペンハーゲンの王立管弦楽団のチェロ奏者でもあり、5曲のチェロ協奏曲を残しています。
なお、王立管弦楽団のヴァイオリン奏者であったニールセンが、ネルーダの死を悼みメロドラマ『フランツ・ネルダ追悼』を作曲しています。

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